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旅行 × 為替の過去20年の傾向|なぜ今こんなに海外旅行が高いのか?旅行者向けにわかりやすく解説

海外旅行の費用は、航空券やホテル代だけでなく 「為替レート」 によって大きく変動します。特に2020年代に入ってからは歴史的円安の影響で、「海外旅行が高すぎる」「昔より気軽に行けなくなった」と感じている人が増えています。
実は、この20年間の為替の推移を見ると、“海外旅行が安かった時期”と“高くなった時期”がとてもはっきり分かれている のが特徴です。
本記事では、複雑な経済用語を使わず、旅行者の体感に基づいて『過去20年の為替 × 旅行』の変化をわかりやすく解説します。
初めて海外旅行を検討している人でも理解しやすい内容になっています。
1. 2000〜2007|円高で海外旅行が最も身近だった“旅行黄金期”
2000年代前半は、1ドル=100円前後の“円高寄り”が続いた時期。
欧米旅行が今よりもずっと安く、アジア旅行に至っては圧倒的なコスパの良さが魅力でした。
- 航空券もホテルも手頃
- ユーロ圏への旅行も今ほど高くない
- 韓国・台湾・東南アジアは破格の安さ
この頃から格安航空券の普及も進み、日本人の海外旅行熱が一気に拡大していきました。
当時の旅行者のリアルな感覚
- 「ヨーロッパが今よりずっと安かった!」
- 「ドルを両替するとたくさん受け取れた」
まとめ:円高が後押しし、海外旅行がもっとも身近だった時代。
2.2008〜2012|リーマンショック後の“超円高”で激安旅行時代に
リーマンショックの影響で世界経済が混乱し、「安全資産」として円が大量に買われた結果、1ドル=75円台という歴史的円高を記録。
そのおかげで、旅行者にとっては“旅行天国”と言えるほど海外旅行が安くなりました。
旅行者の体感としては・・・
- ブランド品が日本より圧倒的に安い
- アメリカ旅行が驚くほど安価
- 両替すると“得しすぎて驚く”ほどのレート
長期旅行や買い物旅行がブームになったのもこの時期です。
まとめ:過去20年で最も“お得に”海外へ行けた時期。
3. 2013〜2019|アベノミクスで円安が進行し旅行費が上昇
政府の政策転換で円安が進み、1ドル=100〜120円台が定着した時期。
海外旅行は依然人気でしたが、特に欧米旅行では費用の上昇が目立つようになりました。
- 航空券・ホテル・現地物価がじわじわ値上がり
- 為替の影響で総額が“気づかないうちに”高くなる
一方でアジア旅行はまだコスパがよく、アジア人気が強かったのもこの年代の特徴です。
旅行者の感想
- 「昔はもっと安かったのに…」
- 「ヨーロッパ旅行が高くなってきた」
まとめ:円安傾向が進み、旅行費が静かに上昇した時期。
4. 2020〜2022|コロナで旅行が停止。為替への関心が薄れた時期
コロナ禍で国際線が止まり、旅行自体が不可能に。
為替は乱高下していたものの、そもそも旅行者は外貨を使う機会がなく、多くの人が為替レートをチェックしなくなりました。
旅行者の体感
- 「旅行に行かないから、為替を見なくなった」
まとめ:外貨と距離が最も遠かった、特殊で休止的な数年間。
5. 2022〜現在|歴史的円安で旅行費が過去20年で最も高騰
2022年以降、円安が急激に進み1ドル=140〜150円台 が当たり前の時代に突入。ユーロやポンドも高値圏で推移しています。
- アジア旅行ですら“割高”に感じる
- アメリカ・ヨーロッパ旅行は為替+現地インフレで超高額化
- 両替のタイミングで数千〜数万円の差が出ることも
旅行者の体感
- 「アメリカの物価が高すぎる…!」
- 「東南アジアでさえ昔みたいな安さがない」
- 「円安のせいで旅行計画が立てづらい」
まとめ:円安と物価上昇が重なり、旅行費が過去20年で最も高い状態。
6. 国別:円安が旅行費に与える影響の大きさ
同じ円安でも、影響の強さは国によって大きく異なります。
影響が大きい国(費用が特に上がりやすい)
- アメリカ(ドル)
- ヨーロッパ諸国(ユーロ・ポンド)
→ 物価が高いため、円安が直撃して総額が跳ね上がる
影響が中程度の国
- 韓国・台湾
- シンガポール・マレーシア
→ 距離は近いが、ここ数年で物価も上昇傾向
影響が比較的小さい国
- タイ
- ベトナム
- インドネシア
→ それでも“昔ほど激安ではない”ため、予算の計画は必要
まとめ:行き先を変えるだけで旅行費が数万円単位で変わることも。
7. 今から旅行する人が知っておきたい“損しないコツ”
円安で旅行費が上がりやすい今だからこそ、旅行者側の工夫だけで出費を大きく抑えることができます。
✔ 両替は一度にまとめない
→ 出発前+現地で分散してレート変動リスクを回避。
✔ 現地通貨決済を徹底(DCCはNG)
→ 日本円建て決済は割高になることが多い。
✔ 支払い方法は複数持つ
→ クレカ、外貨プリペイド、少額現金が安心。
✔ 航空券は早めに確保
→ 為替+需要で高騰しやすいため。
✔ 為替の“長期トレンド”だけ把握しておく
→ 毎日レートを見る必要はなく、大まかな流れを掴むだけで損を防げる。
8. まとめ|過去20年を知ると「今なぜ海外旅行が高いか」が明確にわかる
- 2000年代〜2010年代前半:円高で海外旅行が安かった
- 2020年代:歴史的円安で旅行費が20年で最も高い水準
- 同じ旅行でも、為替だけで総額が数万円以上変わることも珍しくない
今、多くの人が「海外旅行が高くなった」と感じるのは、
物価だけでなく、20年の円相場の変化が積み重なった結果です。
だからこそ、
- 両替のタイミング
- 決済方法の選び方
- 行き先の選定
を工夫すれば、円安でも賢くお得な旅を実現できます。
▶ [海外旅行の両替で損しない方法|タイ・アメリカ・中国のトラブル事例と対策まとめ]
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